切花40日目 オンシジューム
銀ナノ粒子溶液 希釈液300倍区
本試験で想定外の花弁の鮮度持続効果が発見できたことは、
これまでの多くの切り花延命剤の効果と全く異なる分野のもので、
全く新しい発想による「延命剤」開発の道を開くものである。
花弁の鮮度持続は、単に繊菅束内の微生物繁殖を抑えることによってもたらされたものであるのか。
このことは、多くの花で実験する必要がある。
次々に解かったこと記載して参りますが、花弁、葉の堅牢化現象は、宇井清太が新発見したものである。
究極の切花延命剤の開発ができるかもしれない。
現在、ダリア、バラ、ランで再試験、追試験を行って、本剤の有用性の再確認を行っている
4 バラうどん粉病の防除試験
バラの切花で葉の病害菌よる病気発生が高温多湿の時期に発生する。
輸送中、貯蔵中における病気の発生を銀ナノ粒子溶液に前処理として
行って防除できれば、
その後の切り花の延命にも大きく関係するので下記のようにうどん粉病
で試験を行った。
1 バラ 葉にうどん粉病の発生したもので試験。
2 銀ナノ粒子溶液を300倍、500倍希釈液で行った。
切花20日目
水区
限界・・・。
切花20日目 オンシジューム
銀ナノ粒子溶液 希釈液300倍区
切花20日目の状態。
抜群の花保ち。
←の葉を拡大
←
48時間後 300倍希釈区
うどん粉病の「粉」が減少し、黒変している。
菌糸、胞子の死骸が黒くなった状態
48時間後 500倍希釈区
300倍区より「粉」が多い。
僅かに黒変している。効果が見られる。
切花15日目の茎の切り口。
切り戻しなし。
形成層がキレイ。これなら水上げする。
切花15日目の水。水替えなし。
全然微生物の発生なし。
切花15日目 全然水替えなし。
切花10日目
切花2日目
切花 初日
使用方法と目的
1 切花の水揚げ、延命、鮮度保持として。
2 切花出荷前銀ナノ粒子溶液水浸け処理で細菌、かびの殺菌、制菌、滅菌、静菌効果として。
1〜2時間水浸け処理によって、茎、葉などの維管束、表面、組織内の細菌、カビを殺菌、除菌できる。
これによって花店などでの花痛みが軽減される。更に切花水の細菌、カビの汚染を防止できる。
3 切花の及び容器内の水の細菌、かびの殺菌、制菌、滅菌、静菌として。
ダリア 切花10日目 水単用区
花弁が散り始めた。
ダリア 切花10日目 500倍希釈区
花弁の堅牢、鮮彩を持続している。
7日目
イの花を切って
水単用区
銀ナノ粒子300倍希釈液区
銀ナノ粒子500倍希釈区
以上で試験行った
イ 試験に用いたオンシジューム
試験開始時における花弁状態。
水 500倍、1000倍区とも
花の咲き進みは同じ状態のもの選んだ
←1000倍区では花弁が痛んでいる
←日経過後の正面から見た状態。
バラ うどん粉病に罹病したバラ切花
5 ラン オンシジュームの切花延命鮮彩保持効果試験
材料 オンシジューム
方法 1 水単用
2 銀ナノ粒子溶液 300倍希釈液
500倍希釈液。
バラ 葉にうどん粉病のでた状態 (1日目の病徴)
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(銀ナノ粒子)
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(切花鮮彩保持剤溶液)
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7日目の状態。
銀ナノ粒子溶液300倍希釈区
バラにおいてもダリアと同じように花弁の
堅牢化現象があり、
花弁は水区より強靭、堅牢状態を維持、
持続している。(10日目)
水単用区の花弁は柔らかい感触であるが、
本剤使用の花弁は堅牢である。
銀ナノ粒子溶液 切花延命、水上げ試験
ダリヤ切花
銀ナノ粒子溶液1000倍区の7日目の状態。
水単用区より萎れていないが花弁は痛んでいる。
これによってダリアでは500倍液までの希釈倍率において
効果があることが認められた。
以上のことが銀ナノ粒子によって切り花の花弁の堅牢化が、
水揚げ改善によって行われたものか、花弁の細胞が銀ナノ粒子に
よって何らかの変化によるものか、多くの花で検証したい。
←7日経過後の正面から見た状態。
←の花弁が全然痛んでいない。
←
←
ダリヤの切花
銀ナノ粒子500倍区 2品種
切花7日目の状態
←
ダリヤの切花
水単用区
水単用 切花
切花7日目の状態
← のところの花弁が萎凋している。
花弁全部が柔らかい。
著作権所有者 宇井清太
無断で本試験の著作権に関わる全ての行為を禁じます。
切花の花保ち、延命剤は多く開発されている。
大別すると
細菌の増殖を抑制するもの。
糖などの養分を供給するもの。
界面活性を利用したもの。
以上のようなものである。
細菌を抑制するものは銀イオンを利用したものが多い。
銀ナノ粒子溶液の開発で、銀イオンと異なった切花延命剤の開発の可能性を検討した。
下記のような方法で試験を行った。
試用銀ナノ粒子溶液
(Nanopoly社 1000ppm溶液)
濃度 300倍、500倍、 1000倍 1500倍 2000倍 井戸水で希釈。
栄養源として
A
B
C
D
栄養源としてAからDを混入する。
切花延命に効果のある養分、植物活性剤。
銀ナノ粒子による水の殺菌と同時に、切花へのエネルギー補給を行う事によって
より切花の延命効果を想定。
花の種類
バラ 花寿命の短いもの代表として
ダリア 花弁の柔らかい花の代表として。
方法
銀ナノ粒子溶液を、井戸水で前記の倍率に希釈。
根元を鋭利なカッターで切って、そのまま上記の希釈液に入れて観察した。
効果
1 希釈液のバクテリア繁殖抑制効果
300から500倍区で顕著に認められた。
2 花びらの堅牢化効果。
300から500倍区でバラ、ダリアともに顕著に認められた。
1000倍以上の区では水単用をほとんど同じである。
したがって、殺菌効果と花弁、葉堅牢化のためには500倍液が限度である。
この花弁の「鮮度持続」は想定外のもので、この現象は宇井清太が新発見したものである。
細胞が銀によってどのように変化して堅牢になるかは、これからの研究しなければならないが、
切花を行う場合、花弁の脆弱化現象は花保ち不良、花色の不鮮明、花痛みの原因である。
銀ナノ粒子の水溶液に浸けた場合、銀粒子のどのような作用で花弁が鮮度持続を起こすのか
不明であるが、この現象は実際手で触って明瞭に感じられるのは処理2日目あたりからである。
この花弁鮮度持続効果は、銀ナノ粒子単用区でも起こることから、銀が関係していることは明瞭である。
栄養源ではこの花弁の鮮度持続は見られない。
したがって、添加した栄養のエネルギーによる鮮度持続でないと推測できる。
鮮度持続の考察。
銀ナノ粒子溶液による切花花弁の鮮度持続現象は
1 水揚げが良いために起こる細胞の膨圧によるもの。
2 細胞の何らかの変化によって起こるもの。
花弁の鮮度、固さの変化は、実際に切花使用現場では、朝、昼、夜の変化、
空中湿度、温度の変化によって大きな変化が起こる。
水上げが悪い場合は、当然花弁細胞は脱水状態によって萎凋状態になり柔らかくなる。
花弁が柔らかくなるのは根のない切花の宿命といってもいい。
銀ナノ粒子50から500倍の溶液で花弁は
(20℃の気温下(夜間8℃)では湿度60%では24時間ほとんど一定にした。)
水単用では、上記の条件下でも花弁の固さに大きな変化が生じたが、
銀ナノ粒子50から500倍区では花弁の固さにほとんど変化が見られなかった。
このことから、銀ナノ粒子溶液の切り花水上げ剤、延命剤として有効である。
次に銀ナノ粒子溶液による花弁の鮮度と畑の花の比較。
イ 前日、畑のダリアに十分潅水し土壌が十分な水分を持つようにした。
ロ 翌日の朝7時のこの花の花弁の固さと、銀ナノ粒子溶液の花弁を比較した。
朝7時では大差はなかったが、その後畑の花は気温の上昇と共に柔らかくなった。
銀ナノ粒子溶液の花は切り花7日経過したもので、
この花の開花経過を考えれば、銀ナノ粒子の効果は明らかである。
その花の状態を写真で示す。
3 延命効果
バラで試験。
。
銀ナノ粒子溶液による切花延命効果について 第1報
銀ナノ粒子による切花鮮彩保持剤 宇井清太
7年11月9日 金曜日 10:55:03
konnposuto 1098